写真左 2010・2011年版、
センターの1ヶ所のみで綴じる「中とじ」を採用。
写真右 2012年版。
16ページづつを1折にして綴じる「糸かがりとじ」を採用。
まるい背中、閉じている時にはキレイなフォルムでした。
ですがやはりページが開ききらないのは、手帳として機能しにくい…。
そんな2010・2011年版を改良しまして、
「2012年版」をお使いいただいている皆さまから、
多くの嬉しいご感想を頂いています。有難うございます。
その内容を受けて、
手帳を開ききることがいかに重要か、教えられました。
2012年版が、ぱたんっと開く綴じを採用できて、良かったです。
365/2半年手帳は、6折で出来ています。
製本の仕方や仕組みをご存知の方には、馴染みがある綴じ方です。
一般にはハードカバーの書籍などに用いられます。
中とじは、一回で全ページを綴じるので、細かく刻んで強くします。
糸かがりとじは、一回で8枚を綴じるだけでいいので、
大きく刻んで、穴などでできる凹凸が軽減されます。
そして、糸かがりとじにしたかったのには、もう1つ理由があります。
それは、1枚目と下の写真を見て頂くとお気づきかと思います。
右側の中とじですと、中央辺りのページ面積が、
厚みの分だけ小さくなってしまうのです。
365/2半年手帳のような、やや小ぶりの手帳にとって、
余白の部分はとても大事です。
2012年版の紙面は最初から最後まで、
ほぼ同じ広さとなるのです。
書きたい事が書きたい場所に書ける。
これって、とても嬉しい事、そんな気がします。
「糸かがりとじ、ばんざーい」です。
読んで下さり、有難うございました。