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手帳ブログ

開発部

2015.09.25

ブラウニー手帳ができるまで

みなさんこんにちは!
ブラウニー手帳のWEB発売スタートを記念し、
「ブラウニー手帳ができるまで」と題して、手帳の製造工程をご紹介します。

向かったのは福井県敦賀市。
大阪から高速道路を走ること約2時間半。やっと敦賀に到着!

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敦賀といえば、日本三大松原の一つ「気比の松原」が有名みたいですね。
(野球好きのボクは「敦賀気比高校」を思い浮かべてしまいました…)

美しい松林の木陰を歩いていると、浜辺からBBQのおいしそうな匂いが…
腹時計も鳴ってきたので、取材前にまずは腹ごしらえ!

敦賀名物といえば「ソースかつ丼」! さっそく、ソースかつ丼の名店「ヨーロッパ軒」へ。
ワクワクしながら注文し、出てきた丼を見て取材スタッフ一同仰天!

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とんかつが大きすぎて、フタがしまっておりません…
これぞ、ソースかつドーンッ!

若越印刷さんで印刷工程を見学

さて、お腹も満腹になったところで、取材現場へと向かいます!
今回伺ったのは、福井県敦賀市にある若越印刷さん。

自社のオリジナル手帳「プレイオフ」をはじめ、
量販店のチラシから大手企業の名刺まで、さまざまな印刷を手がけられています。

工場内を案内してくださったのは、営業担当の村中さん(写真右)。
ブラウニー手帳の生産ラインを管理してくださっている方です。
(いつもお世話になってます!)

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それでは工程をご紹介。 工場内に入る前に、特殊なマットの上で足踏みを数回。
これは、スリッパについているゴミをとりのぞくためなんだとか。
印刷の品質を保つためのいろんなこだわりがあるんですね!

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ステップ①:製版工程

まずはじめに、「製版」の工程です。 印刷機にとりつける「刷版」をつくるステップです。
暗室内で無地の版に特殊な加工をほどこし、
入稿したデザインデータを、アルミ板に焼き付けます。

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暗室内は『温度と湿度を徹底管理』しているので、室内はヒンヤリ。

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刷版は、時間をかけてゆっくりと出力されていきます。
できあがった版を、職人さんが目視でチェック!
刷版にゴミがないか、汚れがないかなどをひとつひとつ確認。

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ひとつの刷版につき、32ページ分がレイアウトされています。
「8の倍数」のページ数で丁付(ちょうづけ)すると、印刷効率がいいんです。
身の回りの印刷物はたいてい、ページ数が8の倍数になっているはずですよ~!
(ちょっとした印刷マメ知識でした)

ステップ②:印刷工程

次は、できあがった刷版を印刷機にセットします。

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①刷版にインキを流し込み
②ブランケットと呼ばれる転写ローラーにインキを移し(オフ)
③印刷用紙に印刷(セット)する
これが「オフセット印刷」のおおまかな流れです。

刷版がセッティングできたら、次は紙をセッティング。
ブラウニー手帳部のみんなで書きやすさとデザイン性を考えて選んだ
『クリームキンマリ』という紙です。すべりが良く、書き心地がいいんです!

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紙はエアーで吸い取られながら、印刷機に流れていきます。
その速さと正確さたるや、まさに紙ワザ!
大谷投手のストレートよりも速いなコレは…

ステップ③:チェック工程

印刷途中で 刷り上がった一枚を抜き取り、
ここでも「ゴミや汚れはないか」など、目視によるチェックを行います。

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コチラは職人さんの秘密道具↑
色のムラや濃淡の差がないかなどを確かめる「分光濃度計」。
ブラウニー手帳は黒と赤の二色刷なので、それぞれの濃度や色味をチェックしていきます。

こまかいチェックを繰り返し、数時間後…

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刷り上がり、どっかーん。
重さなんと約300kg!

ステップ④:仮製本~製本工程へ

チェックがひと通り済んだら、いちど仮製本し、流れなどをチェック。

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ここまで来たら、かなりカタチになってきました!

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その後、別工場で製本工程へ。
断裁・折り・丁合(32ページ単位の1折りをページ順に重ねていく作業)や、
糸がかり・下固め・背均し・化粧断裁・セットアップまでを行います。

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すべての工程を経て、こんなカンジで店頭へ納品されます↑

以上、【ブラウニー手帳ができるまで】 をご紹介しましたが、
全体をとおして印象的だったのは、人の手によるアナログの作業が多かったこと。
デジタル全盛期の時代でも、やっぱりアナログの強さは健在なんですね。

あとがき

最後に、若越印刷さんについてご紹介。
社長の徳本さん(写真右)に、福井のすばらしさや印刷のことなどをお聞きしました。

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印刷物のほかにも、福井県のキャラクター『ジュラチック』のグッズなど
いろんなものを展開されています。

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最後に、ステキなお土産をいただきました↓

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こ、これはっ!
ブラウニー手帳部のキャラクター『ヨコタテ吉』じゃないですか!

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アクリルで作られていて、キーホルダーやストラップにもできるんですって!
みなさんの反応がよければ、来年ノベルティになるかも!?

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若越印刷のみなさま、取材協力ありがとうございました!
ブラウニー手帳部、これからもがんばっていきます!

≪詳細≫
若越印刷 所在地:〒914-0037 福井県敦賀市道口63−10−1
https://www.jakuetsu-print.com/

 

pon-kichi この記事を書いたひと

野球とラーメンで頭がいっぱいのプランナー。「よく納期を忘れる」という迷惑な特技を持つ。ブラウニー手帳の活用で改善なるか。

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