手帳部の一員として、ことしからダイナリーを使っているのですが、
やっぱり革カバーに憧れがありまして。
でも、革カバーってけっこう高いので、
購入するとなるとお財布事情的にちょっとキビシイ…。
ということで…
自分で作ってみることにしました!
さっそく、東急ハンズさんへGO!
革売り場で、比較的お安い(失敗してもへこまない)レザーを購入。
革職人の知り合いから、基本ツール一式を借りました。
ここから以下の手順はすべて素人レベルの我流手法なので、
一切参考にしないでください(笑)
作るなんて軽々しく言ったものの、ほんとうにできるのか…。
①カットしてみる
ま、とりあえず、やってみましょう!
まずは、ダイナリーの寸法を測り、鉛筆でレザーの裏側に線を引きます。
それに合わせてレザーをカット。ピザを切る時のカッターみたいでおもしろい。
これじゃぁ、ザックリすぎるか…。ちゃんと測ってみよう。
ダイナリー本体のサイズは、「高さ210mm×横幅130mm×厚さ9mm」。
高さ・横幅ともに、15mmずつゆとりを持たせた感じで切ってみました。
ダイナリーのサイズはコチラから
「細かいデザインはどうするの?」というツッコミが入りそうですが、
作りながら考えていきます (笑)
イメージ的にはこんなカンジ。
だんだん見えてきた!
②針穴をあけてみる
次に、針を通すための穴を開けていきます。
革って意外にカタい…。そして手が痛い…。
手の平に金属棒がつきささるような痛みと戦いながら、なんとか全部の穴を開け終えました。
あとから知りましたが、木槌でトントンしながらやるものらしいです。
そら手も痛くなるわ…
③ベルトに鋲を打ってみる
せっかくなら、ベルトがあったほうがカッコイイかも。
ということで急遽、革カバーをとめる「ベルト」をつくってみることに。
ベルトの先に、本体とポチッととめるための「鋲」を打ってみます。
やり方、これで合ってるのかなぁ…
こちらは、ベルトをとめる本体の受けのほう。
生まれてはじめて使う器具だらけです。
使い方を理解するまでに10分くらいかかりました…
YouTubeの作り方動画をみながら、なんとかそれっぽく仕上げました!
④縫ってみる
縫うと言っても、ミシンなんかあるはずもなく、あったとしても使いこなせるはずもなく…。
いちばんシンプルでカンタンな「手縫い」で勝負します。
ここに来て、前半の「穴開け」が甘かったことが判明…。
全然穴が開いてない箇所がけっこうあって、針が通らない通らない…。
やっぱり、下準備って大事ですね。
これでもまだ半分。まるでフルマラソン…。
気の遠くなるような作業がひたすら続きます。
革が二枚重なっているところを縫うのが、素人には至難の技!
そして最大の難関、ベルトと裏側を合わせて縫う
「三枚縫い」の箇所がやってきてしまいました。
しかも、交差してるから縫う経路も複雑…。
ま、自分で考えたデザインだから仕方ないか。
このたった2cm四方ほどの範囲を縫うだけで
1時間以上もかかってしまいました…。
そのまま縫い続け…
ついにあと「ひと針」のところまで来ました!
ようやく完成!
カバーの内側には、名刺大のカードを差し込めるスリットと、
チケットなどを挟めるストッパーをつけてみました。
自分でつくると、カスタムできるのでいいですね。
ここまで費やした制作時間は、約8時間!
達成感よりも疲労感のほうが大きいのはなぜだろう…。
⑤セットしてみる
ダイナリーと久々のご対面。
ベルトをとめてみると、けっこういい感じに見えますね。
そして緊張の瞬間…。
表紙をおそるおそる差し込むと、なんとかピッタリおさまりました!
テキトーに設計してなりゆきで作業してきたので、
ピッタリはまるか、実は不安だったんです。
でもこれで一安心。辛かったすべての工程が報われますね。
そして、裏表紙を入れれば完…
あれ? 何かがあたって、うまく入らないな…
ん? まさか…
考えたくはないけれど…
やってしまった…?!
…原因が判明いたしました。
ベルトをとめるための箇所(いちばん頑張ったところ)を3重に縫ってしまい、
表紙がスッポリ入るはずのスペースを「☒の箇所」が塞いでしまったという大失態。
これじゃほんとに、「行き止まりマーク」みたいじゃないか…。
そもそも、3枚全部を縫い合わせているわけだから、
構造的に表紙がスッポリ入るわけがない…。
なぜそんな当たり前のことに気付けなかったのか…。とほほ。。。
⑥考え方を変えてみる
10分間途方にくれていましたが、悩んでも縫ってしまった糸は抜けないので
考え方を変えることに↓
本体をコの字型に切ってしまえと。
不格好だけど、見えないからいいのではないかと。
(ダイナリー、ごめん!)
ピッタリはまりました(笑)
なんかもう、うれしいというよりも、哀れな感じ。
ま、外見的にはわからないから、これでいいか…。
今回の反省をふまえて、次はもっといいのを作ろう!
こんな作り方、ゼッタイに参考にしないでください(苦笑)
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