いつの間にか2020年も後半に突入しました。毎日使って、いろいろ書き込んで、良い感じにくたびれてきた手帳。新品だった頃よりも愛着がわいている気がします。先日公開した記事では、2021年の手帳カラーを発表しました。今回は、2021年から新登場&リニューアルしたブラウニー手帳の新機能をお伝えしていきます!
毎日の記録やスケジュールの整えやすさを大切にしているブラウニー手帳。より使いやすく、より楽しくブラウニー手帳を使っていただけるように、新しいページの開発と仕様の見直しをおこないました。2021年度から生まれたのは新ページ「ヨコタテブロック」、ウィークリーページの「うすい罫線」&「曜日均等化(ダイナリーのみ)」。ここからはそれぞれのポイントと開発秘話をご紹介していきます。
初登場のページ「ヨコタテブロック」。見た目のシンプルさとは裏腹に、いろんな使い方ができるページです。一見、これまでのメモページと変わらないようですが、ページ全体に配列された点と点を結ぶと、ブロックマンスリーとして使えるのです!もちろん、点を気にせずフリーメモとしても使うことができます。レギュラーサイズでは、長編・短編それぞれ6ブロック、ダイナリーサイズでは長編に8ブロック、短編に7ブロックを書き込めます。長編・短編それぞれの上部には、曜日が印字されています。
ブラウニー手帳のマンスリーページは、1ヶ月の日付がヨコとタテに一覧になったタイプです。2021年度版の開発ミーティングの際、「人気の高いブロックマンスリーを加えてみてはどうだろう」という話が挙がりました。ヨコ向き・タテ向きと、すこし変わったレイアウトが売りのブラウニー手帳。同じブロックマンスリーでも、ひとくせある面白いページにしたいなという手帳部のこだわり?(欲張り?)がありました。ブラウニー手帳らしいレイアウトで、ブロックマンスリーだけではなく、いろいろな楽しみ方ができるページとして考え出されたのが、この「ヨコタテブロック」なのです。
ブロックマンスリーとして使う場合、できるだけストレスなく線を引けるように、ガイドとなるマークのかたちと濃度にこだわりました。開発段階では、線を引かなくても四角(ブロック)が認識できるようにと、「+」マークで製作を進めましたが、実物をみると思いのほか主張が強かったため、シンプルな「・(ドット)」で再検証することに。その結果、ガイドとしての使いやすさと、フリーメモでも気にならない見た目に落とし込むことができました。マークの濃度も、ガイドとしての視認性を保ちつつ、気にならない存在感になるように調整しています。
■ウィークリーページの罫線をうすく
ウィークリーページの日付のあいだに引かれている罫線。2021年度版からは線の色の濃度を下げてすっきりさせました。「線をまたいで文字やイラストを書くことに罪悪感を感じる…」という手帳部員の意見から見直しを進めました。日付を区分する役割は果たしつつ、罫線を気にせず自由に書き込めるようにリニューアルしています。
開発時は、さまざまな線の濃さと太さを組み合わせたサンプルを用意し、一番ちょうどよい罫線を追究しました。勝ち残ったのは、太さは変えず、濃度をこれまでの半分にした罫線。薄めの濃度にしたことで、ウィークリーページ全体の印象もすっきりしました。
これまで平日と土日の幅が異なっていたウィークリーページ。2021年度版のダイナリーサイズは、ウィークリーページの月曜日から日曜日までのスペース幅を統一。サイドの余白はメモスペースとしても使えるようになっています。
書き込むスペースが大きく、日記としての人気が高いダイナリー。「毎日同じボリュームで記録したいけれど、週末だけ幅が狭いのが気になる」というお声をいただき、2021年度からはダイナリーのみ各曜日の幅を統一させました。文字やイラスト、写真など、一週間の予定や出来事をバランスよく記録できるようになりました。
今回ご紹介した要素は、すでにブラウニー手帳ユーザーの方にも、初めて購入をご検討いただいている方にも、初お目見えの新機能。すこしドキドキ、でも早くお手に取っていただきたい手帳部であります。「使ってみたい!」の好奇心をくすぐる活用方法も、これからどんどんご紹介していきますね!